1|応募数だけで、原因を決めない
応募が少ないという結果だけでは、改善すべき場所は分かりません。訪問者が少ないのか、訪問されても検討が進まないのか、応募フォームの途中で止まっているのかを分けます。
アクセス解析がある場合は、同じ期間の採用ページへの訪問、募集要項への移動、応募ボタンのクリック、送信完了を確認します。取得していない項目は「未計測」とし、ゼロと混同しません。社内の応募記録とも照らし合わせます。
- 訪問が少ない場合:求人媒体・検索・会社トップページなどから、採用ページへ進めるか。
- 検討が進まない場合:仕事内容・働く条件・求める人物像を、候補者が判断できるか。
- 送信が少ない場合:応募ボタンを見つけられ、スマートフォンでも入力・送信できるか。
2|アクセスデータがなくても、入口は確かめられる
初めて会社を知った候補者になったつもりで、会社トップページから募集要項まで進んでみます。業務を知らない人に見てもらい、「何の会社か」「どんな仕事か」「次にどこを押すか」を自分の言葉で説明してもらうのも一つの方法です。
これは公開ページの表現と操作の確認です。離脱率や応募率の良し悪し、売上への影響を判断するには、別途データが必要です。
3|候補者が、働く一日を想像できるか
「成長できる」「風通しがよい」だけでは、自社との相性を判断しにくいことがあります。誰に何を届ける仕事か、入社して最初に何をするか、困ったときに誰に聞けるか。実際の仕事に即した説明へ置き換えられるかを確認します。
良い面だけでなく、仕事で求められることや難しさも確かめます。給与・勤務地・勤務時間などの条件は、会社が確認した情報を掲載し、求人媒体と自社サイトで食い違いがないかを見ます。
- 仕事内容:担当する業務と、関わる相手が分かる。
- 人と育成:一緒に働く人や、入社後の支援が分かる。
- 条件と選考:募集要項、選考の流れ、問い合わせ先が分かる。
4|スマートフォンで、応募まで迷わず進めるか
文字が読めるか、リンクと本文を区別できるか、募集要項の後に応募へ進めるかを確認します。フォームでは必須項目の理由、入力エラーの位置、入力内容が失われないかも見ます。
実際の送信と通知の到達は、見た目の確認とは別の検査です。企業側でテストの日時と担当者を決め、送信完了と担当者への到達を確かめます。候補者から受け取る情報は、採用に必要な範囲に絞って検討します。
5|一度に全部を変えず、直す順番を決める
ILEなら、まず応募できない不具合や誤った情報を直し、次に仕事内容と応募の入口を整え、その後で候補者に届く言葉や表現を見直します。計測できる場合は変更日と変更内容を記録し、採用時期や流入元の違いも踏まえて確かめます。
広告を増やすか、サイトを改修するかを先に決めるのではなく、候補者が判断できていないことから取り組みます。改善しても応募数や採用を保証できるものではありません。
ILEに相談する場合、何を依頼できるか
採用ブランド設計、経営者・社員ヒアリング、採用メッセージ開発、採用サイトや選考の設計などから、必要な支援を整理します。候補者との出会いから入社後まで、会社で実際に起きていることと採用の言葉をつなげて考えます。